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『対話』からの学びに必要なこと

flier book camp沼にすっかりはまっております(笑)
2月からスタートした荒木博行さん講師のcamp「学ぶとは何か?」。
4か月の時を経て,無事卒業となりました。
最終回は学びの取れ高が多すぎて,campが終わった後,興奮冷めず眠れませんでした。

このcampでは,「学び」をテーマにしながら仲間と対話を行い,
その対話を収録して,客観的に振り返ることからさらに学びが深まる,という仕組みになっています。
『対話』が,学びの大きなカギを握っているのです。

学び1)「間の人」の役割

『対話』を実り多きものにするために,欠かせない役割が「間の人」です。
ファシリテーター,モデレーターと呼ばれる人たちは,「間の人」と言えます。
その「間の人」は,スピーカーの特性を見極め,自分の立ち位置を調整する必要があります。
調整の観点は2つです。

観点1>ポジション…スピーカーが概念的・抽象的な話が得意な方なのか,具体的な話が得意な方なのかによって,反対側のポジションをとる。

5階建てのビルで例えるなら,
スピーカーが5階の住人=概念的ならば,自分は1階の住人=具体的に
⇒「例えば,こんなイメージですか?」
スピーカーが1階の住人=具体的ならば,自分は5階の住人=概念化を
⇒「要するに,こういうことですか?」

観点2>出力レベル…その場全体のボリューム感から,スピーカーの話す量を引いたものが,自分が話す量。

スピーカーが話す量が多ければ,自分の話す量は少なく。
スピーカーが言葉少なであれば,自分の話す量を多めに。

学び2)対話とはブロック

対話とは,具体的なパーツを組み合わせながら,抽象的なお題に対する一定の結論を導くプロセスです。イメージとしては,ブロックを交互に積み上げながら,作品を作る感じです。

・他の人がその上にブロックを積みやすいパーツを置いていく。
・思いがけないパーツを使いつつも,組み立て可能性をつぶさない。
・意外なところに置いてあったパーツが後から,作品を際立たせる存在となり得る。

子どものブロックをイメージしてもらえたらと思います。
「キリンさん」の形のブロック,単品だととてもかわいらしいのですが…
残念ながら「キリンさん」の上には,他のブロックが乗せられない。
…対話の中でも,「キリンさん」パーツを置いていないか,意識しておく必要があります。

学び3)相手へのリスペクト

そして,対話の際「相手へのリスペクト」は根底に置いておきたい。
相手を尊重する気持ちがあるからこそ,相手に対する興味関心が湧いてきますし,
相手のことを思えば思うほど,相手の可能性をもっともっと引き出したいと思い,
いろんな角度で切り込んでいきたくなるのです。

まとめとして

ChatGPTの登場により,人がキレイごとを生み出す時代は終わりました。
人だからこそ発揮できる,
・直線的な時間軸ではない揺らぎの中でのバランス感覚
・飛び地への話題転換
・相手を尊重する気持ち
こんなことを大切にしながら,これからも『対話』を楽しみます。

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